会員NO122 矢崎芽生
前日嵐のような天気だったのに、さすが日ごろの行いが良い所為?か当日は快晴。それだけでテンションが上がります。
マラソンを走ろうと決意したのが、昨年の11月末。長野マラソンのお話を聞き、じゃあ、それに私もと思っていたところ、ご承知の通り4時間で申込が締め切られるという驚きの状況に直面し、ちょうど次の日締め切りとなった荒川マラソンに滑り込みで急遽申込をしました。そこから始まった私の挑戦。あっという間の3月15日でした。
柏コーチに練習メニューを作っていただいたのですが、実際は半分もこなせていなかったと思います。12月は暇な日が多かったので、そのペースでメニューも依頼してしまったのですが、年明けから妙に忙しく、月の半分は東京にいない地方出張の日々が続いてしまいました。中には楽しい出張もあり、温泉三昧の一週間を過ごしたこともありましたが、その分走ることはできず、不安は募る一方でした。さらに体重は増えるし・・・。
ちなみに静岡出張中、香子さんから来たおまじないメール・・・、おまじないじゃなくて呪いです(笑)。
おまじないメール
「し〜ず〜お〜か〜
し〜ず〜お〜か〜
は〜し〜れ〜よ〜
は〜し〜れ〜〜」
結構小心者で、一週間前から緊張し始め、仕事も適当になるし、夢に大会の様子が出てきたり(一応完走した場面でした)、早く号砲鳴らしてくれ!と思うばかりでした。緊張の原因は、練習不足。でもここまで来たらそれはどうしようもないので、ではいかに楽しむか、最後はそのことばかり考えていました。不安に思う材料は極力なくすため、前髪を切りに行ったり、コンタクトレンズを変えたり、そしてテンションをあげるために、ウェアを買いに行ったり、エアロの音楽を聴き続けたり、柏コーチからの完走のためのアドバイスを何度も見直したり。
実は前日には姉と姉の友だちと飲みに出かけました。とはいえ、さすがにビールを2杯ほどでやめておきましたが、飲んだおかげでよく眠れました。
当日池袋から埼京線に乗ると、いかにもランナーらしき人達が。いよいよだな、という気持ちになりました。
滑り込みの申込で、初マラソンの私は、スタート地点が一番後ろのブロックで700メートルほど後方。これじゃあ43キロじゃないか!と思いながら、柏コーチのサポートを受けつつ、いざ出発。香子さんとハイタッチをしながら、笑顔で出かけました。前半は何とか気持ちよく走り、15キロ地点で折り返してきた杉本正春さんや鈴木教義さんとすれ違い、皆さんさすがに速いなあと思いながら、後方をマイペースに走っていました。後半30キロからが大変だよといわれていたのに、どうも25キロを過ぎたあたりからきつくなり、ストレッチをしたり、時々歩いたりしながら、35キロのシャーベットステーションを目指しました。シャーベットで気力を補給し、そこからなんとなく走るのが楽(とはいえスピードは歩くよりちょっと速い程度)になり、頑張ってゴールを目指しました。頭の中では、「ビールっ、ビールっ」と思い続けて(笑)。ゴール地点にみんながいてくれるかなと思いながら、あれ?誰もいない?とちょっと寂しさを感じ、でも逆にいてくれたら、泣いてしまったかもしれなかったので、結果としては良かったのだと思います。笑顔で柏コーチに手を振り、私の初挑戦が無事完走という形で完了しました!
ちなみに本当はゴールで迎えてくださるようだったのですが、タイムを携帯に送るサービスが30キロの記録から届かなかったようで、それが却ってどっかで倒れているのではないかという心配をかける結果となってしまったようです。ゴール後に30キロ、40キロの結果がゴールの結果の後に届きました。
打ち上げでは、松本洋一さん、紀子さんご夫婦の素敵なご自宅で、紀子さんお手製のおいしい料理を頂きました。1週間前から準備してくださっていたと聞き、本当に感謝です。
他の方々にも心配&応援をたくさんしていただき、本当に感謝しております。多少無謀と思える挑戦でしたが、完走できて、それがお礼の気持ちになれば、と勝手に思っています。筋肉痛には悩まされておりますが、2日後にはエアロに出かけるなど、元気です。
でもあんなにきつかったのに、また走りたいと思うのは・・・、
やっぱり、完走後のビールがちょーーーーーおいしかったのが理由かなっ☆